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性病の症状

【女性器】陰部にブツブツやイボができる原因とは?可能性が高い性病の種類と症状について

陰部にブツブツができた…』人にはなかなか話しずらいデリケートゾーンの悩み。もしかしたら性病?と頭によぎります。

陰部にイボやブツブツができる性病には、性器ヘルペスや尖圭コンジローマ、梅毒といった種類があります。最近『セックスパートナーが変った』『セックスパートナーが不特定多数いる』という方は性病の感染リスクが高まります。

もちろん、性病以外にもイボやブツブツができることもありますし、ブツブツにも色々な種類があり放っておいても治るものまでさまざまなため、ある程度見極める必要があります。

今回は、女性器やその周辺にできるイボやブツブツができる性病の種類と、その原因と対処方法を解説したいと思います。ぜひ最後までご覧くださいね

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女性器にブツブツやイボができる性病

ひとくちに女性器のブツブツといっても、イボのようなものもあれば、小さい水ぶくれのようなもの、白くて脂肪の塊のようなもの、ニキビのようなものまで様々あります。性器周辺にブツブツができる性病の特徴を以下で解説します。

1.性器ヘルペス

性器ヘルペスとは、単純ヘルペスウイルス(HSV)1型(HSV-1)または2型(HSV-2)の感染によって、外陰部や膣の入り口付近、肛門周辺などに、水ぶくれや潰瘍(ただれ)、赤いブツブツができることがあり、痛みやかゆみも出ることも。唇にできるヘルペスに似た症状が出た場合は、性器ヘルペスの可能性があります。

性器ヘルペスは、時には高熱の症状もでる性感染症です。咽喉(のど)に感染している場合は、喉の痛みなど風邪に似たような症状がでます。初感染時には、排尿ができないほどの痛みに襲われることもあります

このウイルスは、もともと唇にできるヘルペスと性器にできるヘルペスに区別されていましたが、フェラやクンニなどのオーラルセックスの一般化に伴い、現在ではあまり区分されていません。

 性器ヘルペスは、一度感染すると治療をしてもウイルスは体内に潜伏し続け、疲れやストレス、セックスなどの刺激などが原因で再発することがあります。 再発時には、初感染時よりも症状が軽くなることが一般的です。

2.尖圭コンジローマ

外陰部や肛門付近に【イボ】のようなものができたら尖圭(尖圭)コンジローマの可能性があります。初期症状は小さいイボですが、だんだんとイボとイボがひっついて、症状が進行すると『ニワトリのトサカ』や『カリフラワー』のように大きくなります。

他にも、おりものの色が濃くなったり、量が増えたりすることがあります。発症部位によっては痛みやかゆみが起きる場合も。治療は、軟膏の服用や、レーザーで患部の切除を行います。

イボというとすぐわかると思うかもしれませんが、実は気付かずに重症化するケースも多いです

尖圭コンジローマは、イボ以外に自覚症状がほとんどないため、イボが出来ても性病とわかりにくい性病です。女性は、女性器の形状上、良く見ないと分からないこともあるため、症状に気づかずに放置してしまう可能性が高くなります。子宮頸がんを発症する可能性が高まるという女性特有のリスクもあるため注意が必要です。

3.梅毒

梅毒は、近年、日本でも感染者が急増している性病の1つで、膣性交やアナルセックス、オーラルセックスなどで感染する可能性があります。

男性の同性愛者間でも感染者が増えている性感染症です

梅毒の主な症状は、赤いブツブツや、感染部位(陰部、口唇部、口腔内)に大豆くらいの痛みのない大きさの硬いしこりが出来ることがあります。

梅毒は、ひと昔前は、不治の病として恐れられていた性病です。現在では、有効な治療薬もあり、早期発見によって完治できる病気になりました。 しかし、症状が進行すると、心臓や血管、目などに重い障害が残ることもあり、妊婦さんが梅毒に感染すると死産や流産のリスクを高めてしまうこともあります。

梅毒の注意点としては、症状が4期に分かれていることです。一旦、症状がおさまって『治った』と思っても、それは次の発症までの潜伏期間となります。

第2期になると、全身や手のひら、足の裏に赤いぶつぶつ(丘疹性梅毒疹・梅毒性乾癬)ができ、肛門や外陰部に腫瘤ができる(扁平コンジローマ)ことがあります。第3、第4期まで放置することでかなり重症化する恐れがあるため注意が必要です。

女性器にできるブツブツの性病以外の原因

性病以外にも、女性器周辺にブツブツができることがあります。それは、陰部は常に下着でおおわれていて湿度が高い状態なため。男性器は外にあるのに対して、女性器の構造上どうしても雑菌が繁殖しやすい環境にあるということです。

特に生理中のナプキンや、通気性があまりない下着やガードルを着用している場合は注意が必要です。ここでは、性感染症以外で、女性器のブツブツの原因について解説します。

1.膣前庭乳頭症

膣前庭乳頭症(ちつぜんていにゅうとうしょう)とは、膣前庭部分や膣に1ミリ前後の小さなツブツブができる症状のこと。膣からクリトリスにかけての小陰唇内側部(びらびらの内側)にその症状が表れます。

生理周期や女性ホルモンのバランスの変化によって発症することが分かっています。生理周期に変動があるとブツブツのできる数や大きさが変わる場合があります。人によっては痛みやかゆみを感じることも。

膣前庭乳頭症は、性病と間違われやすいですが、性病ではなく生理的現象です。そのため、相手にうつす心配もなく、治療の必要もありません

point.注意点としては、性感染症である尖圭コンジローマの初期症状と似ていることです。腟前庭乳頭症だと思って放置していたら、ブツブツが次第大きくなり『実は、尖圭コンジローマだった』という場合があるため、自己判断が難しいケースもあります。

2.脂腺(フォアダイス)

小陰唇(しょういんしん)、つまり、びらびらにブツブツが出来ることもあります。小陰唇とは、割れ目の両脇 にある ふっくらとした皮膚( 大陰唇 )の内側にある、左右2枚のヒダのことです。

小陰唇にあるぶつぶつに痛みやかゆみがなく、黄白色で表面がなめらかな1ミリ程度のイボができた場合は、脂腺(フォアダイス)の可能性があります。

脂腺(フォアダイス)とは、1本の体毛に対して皮脂を分泌する腺のことです。毛根のない小陰唇にあらわれる場合があります。小陰唇には毛根がないため、開口部がありません。そのため、皮脂を排出できず白っぽいかたまりになって、それがブツブツの正体となります。

ぶつぶつが気になって婦人科で検診すると『これは脂肪のかたまりだよ』と言われることがありますが、その正体は脂腺(フォアダイス)のことが多いです。

脂腺(フォアダイス)は生理現象としてあらわれるもので、病気ではありません。ほとんどニキビと同じようなものと考えていいでしょう。また、性交でパートナーに感染することもありません。

point.問題点としては、自然治癒しないことや、治療薬がないことがあげられます。そのため、レーザーや電気メスを使った切除手術を行う方も多いです。

3.毛嚢炎(もうのうえん)

毛嚢炎(もうのうえん)は、ニキビと同じような毛穴の炎症で、毛包にブドウ球菌が感染して起こる皮膚の病気です。陰部では、陰毛が生えている部分に多く発症し、炎症がひどくなると皮膚が赤くなり痛みを感じます

また、軽い傷や湿り気、副腎皮質ステロイド薬も原因となることも。毛がある部分や下着で擦れる箇所にブツブツや、中央に膿をもったできものが発生している場合は、毛嚢炎を疑いましょう。

point.体毛に寄生するケジラミが原因でおこる毛じらみ症という性感染症もあります。陰毛付近に『褐色の虫がいる、灰色がかった楕円の卵の様なものがある』場合は毛じらみ症を疑いましょう。

女性器にブツブツが出来たときの3つの対処法

女性器周辺にブツブツやイボができたら、どうすれば良いのでしょうか?ぶつぶつの状態や症状の進行具合にもよりますが、対処方法はおおむね3つに別れます。

1.陰部を綺麗に保ち様子をみる

陰部のブツブツが毛嚢炎(もうのうえん)や脂腺(フォアダイス)だった場合は、患部を清潔に保ち、様子を見ても問題ありません。

ニキビと同じで細菌による炎症が起きているだけのため、患部を清潔に保つことが最優先です。できるだけ通気性が良い下着の着用やナプキンのこまめな交換などに気を付けましょう。顔のニキビが放置しても治るように、陰部のブツブツも自然と治る場合があります。

point.陰部のブツブツは自然な生理現象で起こるものも多いです。ですが、見た目がニキビと似ているうえに、セルフケアでは治らないケースもあります。炎症がひどく化膿している場合は、婦人科を受診し薬を処方してもらいましょう。

2.婦人科を受診する

炎症が酷く化膿している場合や、性病の疑いがある場合は婦人科を受診しましょう。性病は自然治癒しない病気なため、必ず治療する必要があるため、まずはそのブツブツが性病なのかを見極める必要があります。

陰部のブツブツは、それが性病なのか放っておいて良いブツブツなのかを個人で見極めることは正直とても難しいです

性病は放置することで、重症化し将来の妊娠や出産への影響も避けられない状況になることも。また、セックスパートナーがいる方は『相手の男性も感染している』可能性が非常に高いため、ペアで検査と治療を行いましょう。

3.性病検査キットで性病かどうかを確かめる

そのブツブツが性病の場合なら治療が必要です。性病かどうかを見極めるために、自宅で自分で出来る性病検査を試してみてはいかがでしょうか?

婦人科(産婦人科)の検診に慣れている人はほとんどいません。相手が医師とはいえ、他人にデリケートゾーンを見せることに抵抗を感じる方も多くですよね。しかし、その感情が原因で、ブツブツができて性病かもしれない状況でも『きっと大丈夫』と放置して、後に重症化してしまうケースやセックスパートナーとピンポン感染するリスクもあります。

性病検査キットを使用することで、誰にも知られずに性病検査が可能です。病院(婦人科)を受診することに躊躇している方は、郵送検査を検討してみてはいかがでしょうか。

女性器の病気を予防する方法

上記のように、性病以外にも女性器にブツブツができることがあり、デリケートゾーンの普段からのケアが大切です。では、どのようなことに気を付けていけば良いのでしょうか?

1.デリケートゾーンは優しく洗う

陰部はデリケートゾーンとよばれる通り、皮膚が薄くほんの少しの刺激で傷がついてしまいます。乱暴に洗ってしまうと小さな傷がついてしまい、その傷口から菌が繁殖するとぶつぶつの原因となるため優しく丁寧に洗いましょう。

陰部は、湿気がこもりやすく不潔になりがちなため、とにかく清潔に保つことが大切です。陰部に優しい洗い方は、最初にぬるめのお湯で汚れを軽くすすぎ落としたら、手のひらでしっかりと石鹸を泡立てます。洗うときには指先でなでるように優しく洗いましょう。

point.膣内の洗いすぎにも注意が必要です。膣内に常在する菌によって弱酸性に保たれており自浄作用があり、膣内を洗いすぎることで様々な膣のトラブルを引き起こす原因となります。

参考:膣内の洗いすぎでカンジダになる原因とは?

2.カミソリを使用しない

毛嚢炎になる原因のひとつが、カミソリによる皮膚トラブルです。カミソリを使ってデリケートゾーンの陰毛を処理すると、肌に見えない傷が付き細菌が入り込んでブツブツの原因となることがあるため、できるだけカミソリの使用は控えましょう。

とはいっても、ムダ毛処理にカミソリを使うタイミングもあるかと思います。使用する場合は『清潔なカミソリを使用する』『シェービングクリームなどで肌を保護しながら優しく処理をする』ことを心がけましょう。

3.通気性が良い下着を選ぶ

デリケートゾーンはどうしても蒸れやすく不潔になりがち。下着の蒸れも毛嚢炎の原因となるため、通気性のよい下着を選ぶことが大切です

ヒップアップや骨盤矯正のためのガードル着用や、ぴったりしたパンツを履くのも陰部の通気性を考えるとあまりよくありません。綿素材の下着は通気性が高くおすすめです。

point.生理ナプキンをこまめに変えることや、経血量と合っているナプキンを選ぶなど、生理中のケアも大切です。

4.不特定多数とセックスしない

不特定多数の相手とセックスすることで、性病に感染するリスクが高まります。性行為の際は、必ずコンドームを着用しましょう。

また、あまり知られていませんが、口内や喉にも感染する性病もあります。ヘルペスやクラミジア、梅毒などに感染している人との、フェラやクンニなどのオーラルセックスを『ナマ』で行うことは、非常にリスクが高まるため注意が必要です。

まとめ

女性器にイボやブツブツができる原因としては大きく3つに分けることができます。

  • 『性病に感染している』
  • 『性病ではないものの傷口等から細菌が侵入している』
  • 『体調変化などによる生理現象』

これらの症状を個人で見極めることはとても困難です。感染機会に心懸かりがある場合は、念のため性病かもしれないと疑っておいたほうが無難でしょう。

性病に感染していても無症状のケースが多く、その場合でも、体内には病原体やウイルスは徐々に増殖し病気が進行します。その結果、不妊症などの原因になることがあります。

そのような状況になる前に『念のため』と早い段階で性病検査を行うことで、肉体的にも精神的にも、治療の面でも負担が少なくすることができます。性器周辺にブツブツが出来た場合は、そのまま放置せずに、ちゃんと検査を受けることを推奨しています。

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