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性病検査の基礎知識

性病検査は生理中でも大丈夫?月経時で検査できる性病・できない性病について

『生理中だけどすぐにでも性病検査したい..』

『性病検査の予約を婦人科に入れていたけど生理(月経)が来ちゃった…』

性病検査を早く受けたくても、ちょうど生理が来てしまうなどのトラブルが起きてしまうことも。結論から言いますと、基本的には生理中の性病検査はおすすめできません。今回は、生理中の性病検査がNGな理由と、生理中でも検査が可能な性病の種類について解説したいと思います。

生理中の性病検査は基本NGな理由

生理中でも検査ができるものと、検査精度が落ちてしまうものがあります。一般的には、生理中の性病検査は控えたほうが良いでしょう。その理由を以下で説明します。

1.生理中は膣分泌物の検査精度が下がる恐れがある

生理期間中には、一部の性病の検査が困難となります。性病の検査で必要な検体は、主に血液や、膣分泌物、うがい液などがあります。この中でも、生理中は、綿棒などで膣分泌物(おりもの)を採取する検査は推奨されていません。

それは、生理中は、膣分泌物に経血(生理の血)などの不純物が混ざりあってしまうため、検査の精度が下がる恐れがあるためです。検査精度が低下してしまうと、本来は性病に感染しているにもかかわらず、陰性判定が出てしまい、治療が遅れてしまう可能性も捨てきれません。

point.以下で詳しく解説しますが、膣分泌物から検査する性病の種類には、感染者が多いクラミジアや淋病なども含まれ、『正しく検査できないかもしれない状況』は避けたいところです。検査したい性病の種類にもよりますが、基本的には生理中の性病検査は控えましょう。

2.性病検査は診察台で股を全開にすることも

性病検査では、症状が出ている場所や検査する場所によっては、婦人科の診察台で内診を行う場合もあります。初めて婦人科の検診や性病検査をする多くの方は、診察台にて股を全開に開かされることにとても驚きます。

その際、生理中で経血が出てしまうと、やはり診察台が汚れてしまったり、診察を受ける側も、なんだか申し訳ない気持ちになったり、ただでさえ恥ずかしいのに、さらに恥ずかしい思いをしてしまいます。

point.生理中は、膣分泌液に不純物が混ざるだけではなく、出血があることによって、どうしても検査を受ける側も、気にしてしまう部分が増えてしまいます。女性が婦人科検診を受けることは、それ自体が気持ち的にハードルが高いことなので、そういった面でも生理中の検査は避けたいところです。

生理中に検査可能な性病とできない性病の種類

生理中に検査可能な性病の種類

生理中でも血液検査や咽喉(のど)の検査は可能です。

検査方法 検査可能な性病
血液検査 HIV(エイズ)/梅毒/B型肝炎/C型肝炎
喉や口の検査 ヘルペス/クラミジア(のど)/淋病(のど)
陰毛の検査 毛じらみ

point.HIV(エイズ)や梅毒など血液検査が可能な性病は生理中でも大丈夫です。また、咽喉(のど)や口内に感染しているクラミジアや淋病も検査が可能です。

生理中に検査ができない性病の種類

次に、生理中には検査を見送るべき性病はどのようなものがあるのでしょうか?

検査方法 検査を見送るべき性病
膣分泌物 クラミジア/淋病/トリコモナス/カンジダ/細菌性膣炎/マイコプラズマ/
便の検査 赤痢アメーバ
視診・触診 尖圭コンジローマ

point.綿棒などで膣の分泌物を採取し検査する性病は、生理中の検査は不向きと言えます。また、便の検査や、陰部(患部)の視診なども、検査自体は可能ですが、あまり推奨できません。

例えばHIV(エイズ)など特定の性病検査を希望している場合は問題ありませんが、『なんらかの性病に感染していないか検査したい』という方は、クラミジアや淋病、カンジダなどの感染者が多い性病は押さえておきたいため、性病検査は生理中を避けて行いましょう。

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