性病検査の基礎知識

性病検査に必要な時間はどれくらい?病院での診察時間や治療期間、性病の治療期間について

『性病検査に必要な時間はどれくらい?』

『性病検査の結果が出るまでに何日かかる?』

『性病の治療はどれくらいの時間や期間が必要?』

性病検査から治療は、それなりの時間が必要で、男性でも女性でもほぼ変わりありません。今回は、性病の検査や治療の『時間』にまつわる疑問点を解説したいと思います。

性病検査に必要な時間について

性病の検査は、まず泌尿器科や婦人科で診察する時間、その結果が出るまでの時間があります。また、性病の種類によって感染機会(セックス)からの期間が異なります。それぞれの時間・期間の目安を確認してみましょう。

病院での診察時間

項目 時間の目安
病院での待ち時間 約30分~2時間
診察時間 約10分~40分

病院での診察時間は、待ち時間もあわせると、おおむね1時間程度のケースが多いですが、その病院やその時の込み具合にもよりますし、検査する性病の種類によっても検体の採取方法が異なるため、正直言って必要な時間もまちまちです。

『スムーズにいけば1時間以内に終わる』と思っておいたほうが良いかもしれません

特に、女性の場合は待ち時間が長くなることも。婦人科に通った経験がある方は分かると思いますが、婦人科での検診や診察はどうしても待ち時間が長くなりがちです。通常1時間、長いと2時間以上といった婦人科もざらにあります。

長い待ち時間を経ていざ診察!となってからも時間が思った以上にかかることも。『性病検査はどんなことする?検査の流れについて』でも解説していますが、性病検査は【問診・視診・触診・膣境検査】などがあり、その疑われる症状や、症状が出ている部位によっても診察内容が異なります。

医師の問診や視診によって、性病が疑われる場合は検体を採取します。性病の多くは無症状で、症状が出ていても『あきらかに性病』と断言できるケースは少なく、PCR検査や顕微鏡検査を行う必要があるからです。

一般的な検体の採取は、男性なら尿の採取やペニスや亀頭の分泌物、女性の場合は膣内の分泌物を採取します。

男女共通としては、肛門に性病が疑われる場合は直腸の分泌物、咽喉(のど)の場合はうがい液を採取します。その他にも、採血、つまり血液を採取して検査をすることもあり、検査する性病の種類によって採取する検体が異なるため、検査する性病が多ければそれだけ多くの時間が必要となります。

検査を受けてから結果が出るまでの時間

項目 検査結果が出るまでの期間目安
病院 3日~約1週間
検査キット 検体到着後2日~4日(全体で約1週間)
当日結果 当日、検査後30分~(※HIV)

検査を受けてから、その結果が出るまでの時間・期間は、一般的には1週間程度と考えておきましょう。

HIV(エイズ)の検査に限り、当日に検査結果が分かる【即日検査】を実施している医療機関もあり、その場合検査してから30分~1時間程度で検査結果が分かります。

ですが、ほとんどの性病の検査は、クラミジア淋病カンジダ梅毒など、多くの種類を1度に検査する上に、病院で検査した検体を検査所に配送し、研究所で検査を行い、その結果を病院へ送るため、おおよそ1週間ほどかかるでしょう。

郵送検査では、検体が届いてから検査結果が出るまでに2~3日ほどです。検査キットを注文してから自宅に到着するまでの時間も必要なため全体で1週間ほどかかります

感染機会から検査ができるようになるまでの期間

性病名 検査可能になるまでの期間目安
クラミジア 2日~3日
淋病 2日~3日
トリコモナス 2日~3日
梅毒 約1ヵ月(確実なのは3ヵ月後~)
B型肝炎 2~3ヵ月(確実なのは3ヵ月後~)
C型肝炎 2~3ヵ月(確実なのは3ヵ月後~)
HIV(エイズ)  約1ヵ月(確実なのは3ヵ月後~)
一般細菌性膣症 1日~3日
尖圭コンジローマ 発症後3週間~
性器ヘルペス 発症後2日~3日
カンジダ 1日~3日
マイコプラズマ・ウレアプラズマ 2日~3日
赤痢アメーバ症 1~4週間

感染機会、つまりセックスを行った次の日に、焦って病院へいっても性病の検査は行えませんし、無理して早く検査しても、検査精度が低いため再検査が必要になることがあるため注意が必要です。

特に、梅毒やB型肝炎、HIV(エイズ)などは、感染してから血液中に反応がでるまでにある程度の期間が必要です。感染機会から検査できるようになるまでの期間は、その性病によって異なりますので上記を参考にしてください。

上記の期間を経過した後であれは、検査によって正常な判定ができるようになります

性病の治療に必要な時間や期間について

次に、性病の治療に必要な日数や期間について説明しますのでぜひ参考にしてください。

感染した性病によって治療期間が異なる

性感染症の種類は非常に多く、それぞれ治療期間が異なります。治療方法もさまざまで、1回だけ薬を飲んで様子をみる場合もあれば、点滴を受ける場合もあります。また、毎日決まった時間に薬を服用するケースもあります。

性病別の治療期間の目安と、治療方法、完治の有無を以下でまとめましたのでご覧ください

【性病別】治療期間の目安一覧

性病名 治療方法と治療期間(目安)
クラミジア

完治:完治する

治療方法抗菌剤の服用・膣剤・抗菌剤の注射

治療期間:1~2週間

淋病

完治:完治する

治療方法:抗菌剤の静脈注射や筋肉注射・抗菌剤の服用・点滴

治療期間:1~2週間

トリコモナス

完治:完治する

治療方法抗原中作用の経口薬・膣剤

治療期間:1~2週間

梅毒

完治:完治する

治療方法:ペニシリンなどの投与・経口薬

治療期間:2~3ヵ月(症状の進行によって治療期間が大きく延びることも)

B型肝炎

完治:急性B型肝炎の場合は完治する(慢性化の可能性も)

治療方法抗ウイルス療法

治療期間:半年~1年(急性や慢性によって異なる)

C型肝炎

完治:可能性は低いが完治する(慢性・キャリア化しやすい)

治療方法抗ウイルス療法

治療期間:2~6ヵ月(進行の状況や治療法によって大きく異なる)

HIV(エイズ)

完治:完治しない

治療方法抗HIV薬の継続的使用

治療期間:半永久的にずっと

一般細菌性膣症

完治:完治する

治療方法:抗生剤の服用

治療期間:1~2週間

尖圭コンジローマ

完治:完治する(再発しやすい)

治療方法:レーザー切除・外用薬(クリーム)など

治療期間:1~2ヵ月(症状の進行具合によって大きく異なる)

性器ヘルペス

完治:完治しない(再発しやすい)

治療方法抗ウイルス薬の服用

治療期間:1~2週間

カンジダ

完治:完治する(再発しやすい)

治療方法:膣剤・経口薬膣洗浄など

治療期間:1~2週間

マイコプラズマ・ウレアプラズマ

完治:完治する

治療方法:抗生物質の服用

治療期間:7~10日間

赤痢アメーバ

完治:完治する

治療方法:メロトニダゾールの服用

治療期間:7~10日間

各性病の治療方法と治療期間の目安です。症状や進行具合、複数感染、治療方法によって治療期間も異なります。上記の各性病名をクリックすると、症状や検査方法の詳細ページに移りますのでぜひ参考にしてください。

途中で治療を止めてはいけない理由

性感染症のほとんどは、正しい治療を行うことで完治することができます。注意点としては、医師に指示された治療期間をしっかり守ることです。

治療を初めて数日で症状が治まる場合があります。『治った!』と独自で判断して治療を止めてしまうと、後に再発してしまう可能性が高く大変危険です。完治していない状態で、パートナーと性行為をすることでピンポン感染の原因となってしまいます。

point.性病は感染しても無症状なことが多いうえに、治療を初めて症状がなくなっても、体内に原因菌やウイルスがまだ存在しています。この状態で治療を中断してしまうことで、体内で密かに病原菌やウイルスが増殖して、一定期間を経て再発してしまう可能性が高いのです。

性病検査なら郵送検査を検討してみて

性病検査を検討中の方は、郵送検査を検討してみてはいかがでしょうか。

性病検査キットとは?

性病検査キットは、自身で検体を採取することで性病の郵送検査が可能な仕組みです。検査キットを専用のページから購入し、自宅や指定した住所に届いた検査キットを使用して検体を採取します。

採取した検体を、同封されている専用の容器に入れ、ポストに投函します。検査結果はスマホやパソコン等で確認でき、わざわざ病院へ行くことなく性病の検査ができるため、今注目を集めています。

性病検査キットの検査結果がでるまでの期間

性病検査キットは、購入後最短で翌日キットが届きます。その後、検体を採取しポストに投函し、検体が検査所に到着後、2~4日程度で検査結果が確認できます。全体でおおよそ1週間で結果を知ることができます。

万が一陽性判定が出ても提携医療機関で治療ができる

性病検査キットのメリットの1つは、病院へ行くことなく性病検査が可能なこと。さらに、もし陽性判定(性病と判定)されても、その検査結果報告書を提携病院に持っていくことで、再検査を受けずにスムーズに治療を受けることができます。

(※医師の判断で再検査を行う場合もあります)

出来るだけ病院で検査を受けたくない、病院へ行く時間がない方は、性病検査キットの利用を検討してみてはいかがでしょうか。

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