風俗店での素股（スマタ）によって性病感染のリスクと感染しやすい性病名

素股（スマタ）とは、男性のペニスを女性の股ではさみ、摩擦して刺激する行為（プレイ）の事です。膣挿入によるセックス、すなわち本番行為が禁止されているファッションヘルスやマットヘルスなどの性風俗店では、素股（スマタ）は通常のサービスの１つです。

実は、膣挿入しないからといって、性病の感染リスクがないとは言えません。むしろ、素股ならではの感染リスクもあるため、今回は、素股（スマタ）による性病感染リスクと、感染しやすい性病について解説したいと思います。

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風俗店での素股（スマタ）による性病感染リスク

素股のような膣挿入以外でも感染するリスクがある

性病の感染経路は、主に粘膜同士の接触が起こる『性行為（セックス）』ですが、風俗店などで通常行われている『素股』でも感染リスクはかなり高いといわれています。

素股は、女性器でペニスに当て、擦り合わせるサービスで、妊娠の心配がないのでほとんどが『ナマ』で行われるため、膣挿入しなくても粘膜同士の接触が起こります。通常、ローションなどを使用しますが、擦り合わせることで小さな傷が出来て出血し、血液から感染する可能性もあります。

また、性病の症状が女性器周辺に出ていた場合、直接ペニスと接触します。さらに、性病の中には陰毛に寄生するケジラミのように、性器だけではなく陰毛の接触によって感染するタイプの性病も存在するため、本番（膣挿入）を行わないからといって油断することは禁物です。

point.性病は粘膜同士の接触が主な感染経路ですが、性病を発症している女性器周辺の患部や、膣分泌物とペニスとの接触でも感染します。

素股だけではなくオーラルセックスでも感染リスクがある

素股はもちろんですが、実はフェラやクンニなどのオーラルセックスでも、性病に感染するリスクが高いといわれています。性病の種類はさまざまで、クラミジアや淋病など、咽喉（のど）や口内に感染するタイプの性病もあり、感染している女性からフェラを受けることでペニスに感染してしまいます。

point.風俗店の女性は、不特定多数の人との性交を行うため、感染機会が多く性病感染のリスクはかなり高いと言えます。基本的に風俗店で働く女性は、定期的に性病検査を受けていることが多いですが、多くても月1回程度ですので、あなたが風俗店を利用した時に性病にかかっていないとは言い切れません。

風俗店での素股（スマタ）で感染しやすい性病とは

ここでは、風俗店での素股（スマタ）によって感染リスクが高い性病は以下の通りです。

感染リスクが高い性病

クラミジアや淋病、トリコモナスなどに感染するリスク

クラミジアや淋病、トリコモナスなどは、日本でも感染者がとても多い性感染症（STD）です。風俗店での感染もかなり多いと言われています。それは、素股は膣挿入やフェラに比べて粘膜同士の接触は少ないため、クラミジアや淋病の原因である病原菌や、トリコモナスの原虫が、尿道や膣内に侵入する可能性が比較的低いからです。

ですが、ナマで行う素股は、膣分泌液や精液などの体液が、尿道や膣内に侵入する可能性も否定できないことや、そもそもクラミジアや淋病は感染力が高いこと、また咽喉（のど）に感染している場合はフェラやクンニなどで感染するため感染リスクを無視することはできません。

point.クラミジアや淋病以外でも、性器をこすり合わせることで、雑菌などから感染し尿道炎を引き起こす亀頭包皮炎にも注意が必要です。

梅毒やB型肝炎は血液からも感染する

梅毒は膣分泌液や血液から感染する可能性があり、日本でも急増している性病の1つです。梅毒や、B型肝炎は『血液』から感染する可能性があるため、性器同士を擦り合わせる素股は、性器に傷が付きやすいため感染リスクが高いとされています。

point.女性が生理中、生理の始まりや終わりかけでの素股によって感染リスクが高まります。また、梅毒は感染力が非常に高く、コンドームを使用しても完全に感染を防ぐことはできません。

性器ヘルペスや尖圭コンジローマは性器周辺の患部に注意

性病の症状はさまざまで、性器ヘルペスや尖圭コンジローマは、どちらもウイルス性の性病で、性器周辺や肛門周辺に、ぶつぶつや水ぶくれ、複数の小さいイボなどの突起物などの症状がある種類です。性器周りの水ぶくれなどに存在するウイルスが、性器同士を擦り合わせる素股はとても感染リスクが高いと言えます。

point.性器周りに症状がないか確認することで感染を未然に防ぐ可能性は高まりますが、感染していても、水ぶくれやイボなどの症状が表れない『無症状』の場合も多く、本人も知らないうちに感染させてしまうケースがあります。

毛じらみ症は陰毛の接触で感染する

毛じらみ症は、吸血性昆虫である『ケジラミ』によって感染します。人間に寄生するシラミの中でも、陰毛を中心に『毛』に寄生することからケジラミと呼ばれています。

通常の性病は性器の粘膜の接触によって原因菌やウイルスに感染しますが、毛じらみ症は、主に陰毛の接触によって感染します。また、その他の体毛や髪の毛、タオルの共用などで感染する場合があります。

point.ケジラミは人間から離れると48時間程度で死滅しますが、1回の性交で90％以上の確率で感染すると言われています。また、不特定多数が利用する風俗店でのタオルやベッドの共用にも注意が必要です。

風俗店での素股（スマタ）で少しでも不安な方は検査を

風俗店での素股などの行為の後に『性病のような症状が出た』『性病にかかっていないか不安』という方は、必ず検査を受けておきましょう。性病のほとんどは自然治癒しない病気なため、適切な治療が必要です。また、症状が出ないケースも多く、知らない間にパートナーに移してしまう可能性があります。

性病の検査は病院か検査キットがおすすめ！

性病は、病院や保健所、性病検査キットで検査可能です。

種類	説明
病院	男性：性病科・泌尿器科・皮膚科など女性：性病科・婦人科（産婦人科）などあきらかに性病の症状がある場合は、病院へ行って治療してもらいましょう。性病科に抵抗がある方は、男性なら泌尿器科、女性なら婦人科で受診することをおすすめしています。また、事前に性病検査可能かどうかを電話で確認しておきましょう。参照：病院での検査はどのようなことをするの？検査の流れ≫
保健所	各都道府県の保健所では性病の検査が無料で出来ます。ただし、HIVや梅毒などの一部の性病検査しかできないことがあります。また、検査日が毎週〇曜日のように、検査できる日時も限られるため、検査内容に満足できない可能性があるため、あまり推奨できません。
検査キット	性病検査において、病院へ行かずに検査できる、郵送検査が注目を集めています。誰にもバレずに検査できることや、比較的費用も抑えることがメリットです。また、フェラやクンニなどのオーラルセックスによって咽喉（のど）に感染している場合もあり、性病検査キットなら性器と咽喉を同時検査が可能なことも利点です。症状がない、または症状が軽くて性病なのか確かめたい方は、性病検査キットを使用することをおすすめしています。参照：性病検査キットの嬉しい6つのメリット≫