『風俗店でアナルセックスをしたけど性病に感染する可能性は?』
『男性同士のアナルセックスで性病に感染するの?』
『コンドームなしでのアナルセックスは性病に感染するリスクはあるの?』
肛門を使った肛門性交(アナルセックス)は、数ある性行為の中でも、性病の感染リスクがかなり高く危険な行為といわれてます。ある意味、通常のセックス(膣性交)よりも危険です。
今回は、アナルセックスが性病感染リスクが高い理由と、感染しやすい性病の種類を説明します。また、コンドームを使用した場合と、コンドーム未使用の場合の性病感染リスクについても別々に解説したいと思います。
アナルセックスは性病感染リスクが高い理由とは
アナルセックスは、性病の感染リスクが低いイメージでずが、実は性病感染リスクかなり高く、他の行為よりもとても危険な行為といわれています。
アナルセックスは性病感染リスクが高い3つの理由とは
理由1.コンドームを着用しない
アナルセックスが性感染症のリスクが高い1つ目の理由としては、アナルセックスは、妊娠の心配がないため、どうしてもコンドームなしの『ナマ』で行うことが通常化になりがちとなるからです。コンドームを着用しないことで粘膜同士の接触による感染リスクが高まります。意外かもしれませんが、通常の膣性交よりも感染リスクが非常に高く危険な行為とされています。
理由2.直腸内や糞便には雑菌が多い
2つ目の理由は、糞便などからの感染リスクが高いことです。直腸内や糞便には、それなりに細菌などが多く含まれるため、常駐菌などから感染して発症する亀頭包皮炎などのリスクも挙げられます。
理由3.血液感染のリスクが高い
アナルセックスが危険な理由の3つ目は、アナルセックスでは、膣性交よりも『出血を伴いやすい』という点です。重い症状を引き起こすウイルス性の性病(エイズや梅毒など)は、血液を介して感染する可能性があり、アナルセックスでは、ペニスと直腸を擦り合わせることで、どうしても小さい傷が付きやすく出血しやすい傾向にあります。
アナルセックスで感染リスクが高い性病とは
出血を伴いやすいアナルセックスは、通常のセックス(膣性交)よりも感染する性病の種類の幅が広がります。アナルセックスで感染しやすい性病は以下の通りです。
point.アナルセックスで感染しやすい性病はかなり多いため、かなりリスクが高いといえます。特に、通常の性交ではあまり感染リスクが比較的高くはない、HIV(エイズ)や梅毒、B・C型肝炎や赤痢アメーバなどが血液感染する恐れがあります。
アナルセックスで性病に感染するリスク
コンドームを着用することで、性病感染リスクを軽減させることができます。ここでは、コンドームありと、コンドームなしでの感染リスクについて解説します。
コンドームありのアナルセックスのリスク
性病の感染経路の種類には、粘膜感染や血液感染、接触感染などがありますが、コンドームありのアナルセックスは、粘膜や血液での感染リスクを軽減させることができるため、性感染症の予防としてはかなり重要といえます。しかし、コンドーム着用によって粘膜感染や血液感染を防げても、接触感染などで性病に感染する可能性もあります。
コンドームを着用することで多くの性病の感染リスクを軽減させることができますが、コンドームが破れたり、コンドームなしでのフェラやアナル舐めなどのオーラルセックスをすると性病感染リスクがかなり高まります。
参考:アナル舐めだけでも性病に感染するの?リミングの性病感染リスクについて
point.コンドームを着用していても、性病に感染リスクがあります。特に、性器や肛門周辺に症状が表れる性病は、その患部との接触によって感染する可能性が高まります。また、陰毛などの接触によって感染する【毛じらみ症】なども存在します。
コンドームなしでアナルセックスを行うリスク
コンドームなしでのアナルセックスは、性病感染リスクの観点から非常に危険とされています。世界的にも感染者が多いHIV(エイズ)や、日本でも感染者が急増している梅毒などの感染状況の背景には、男性同士のアナルセックスが深く関わっていると言われています。
アナルセックスは、ほぼすべての性病感染リスクが高まります。また、アナルセックスは、どうしても出血を伴いやすいため、血液からの感染リスクが高く、男女での膣性交よりもHIV(エイズ)や梅毒などの感染が危険視されています。
また、アナルセックスは、挿入する側も尿道などに雑菌が侵入しやすいため、亀頭包皮炎などのリスクが高まります。
point.直腸は、比較的傷つきやすく、アナルセックスによって小さな傷が出来て出血を伴うことが多いため、梅毒などの感染リスクが高まります。また、梅毒に感染することで、直腸内に炎症ができるため、その患部からHIV(エイズ)の感染リスクが高まります。
アナルセックスでの感染は男性の感染者が多い
同性愛者間でのHIV(エイズ)や梅毒の感染リスクが高い
膣性交よりもアナルセックスはHIV(エイズ)や梅毒などの血液感染のリスクが高いと言われています。アナルセックスのほとんどは、毛細血管レベルでの出血が起こされているからです。一見、出血が確認できなくとも、目視出来ないほどの少量の出血がほぼ毎回起きている知っておきましょう。
通常、HIV(エイズ)などは挿入される側のほうが感染リスクが高いとされていますが、世界的に見ても女性よりも男性のほうがHIV感染者が多いです。それは、男性同士のアナルセックスによって、HIV(エイズ)が広まっていることを意味します。
また、同性愛者でなくとも、最近の風俗店では本番行為の代わりに女性によるアナルセックスが一般的になっています。風俗店の女性が、何度もアナルセックスを行うことで、直腸に傷ができやすく、またできた傷が治りくいため、HIVや梅毒に感染するリスクが高まります。
point.アナルセックスは妊娠の心配がないため、ほとんどがコンドームなしで行われる傾向にあるため、非常に性病感染リスクが高いと言えます。また、風俗店では、不特定多数とアナルセックスを行うことで感染機会が多くリスクがかなり高いです。
アナルセックスでもコンドーム着用を
アナルセックスでも性病感染リスクの観点から、コンドームを着用することが大切です。コンドームなしでのアナルセックスは、HIV(エイズ)に感染してしまうリスクが高いといえます。
HIV(エイズ)に1度感染してしまうと、一生の治療になるためです。現代の治療法ではエイズウイルスを完全に除去できません。
point.HIV(エイズ)は、身体の免疫力を低下させて、さまざまな病気を引き起こす恐ろしい病気です。しかし、現代では、ウイルスを完全に除去できないものの、早期発見と適切な治療を行うことで、ほぼ通常の生活を送ることができるでしょう。
アナルセックスで不安な方はすぐに性病検査を
何らかの症状が出ている方はすぐに病院で検査を
アナルセックスは感染しやすい性病の種類が多いため、潜伏期間や症状もさまざまですが、アナルセックスの数日から数か月後に、性器や直腸に異変を感じたら性病に感染している可能性があります。
性病に感染していると、性器や性器周辺などに、イボやぶつぶつ、しこり、発疹、水ぶくれなどが出来たり、性器の痛みかゆみ、排尿痛や尿道から膿(うみ)が出ることがあります。また、身体全体の症状としては、発熱や咽喉の痛みやせき、全身にブツブツ、太ももの付け根のリンパのハリや痛みなどが起こるケースがあります。
point.症状が出ている場合は性病に感染している可能性がかなり高いため、重症化する前に必ず検査・治療を受けましょう。
症状がない・症状が治った方も油断禁物
性病の多くは無症状が多いため、アナルセックスなどの感染機会がある方は念のため性病検査を受けておきましょう。また、アナルセックスで感染しやすい梅毒の症状は、第1期から第4期と段階的に変化するため、『治った』と思っても、次の発症までの潜伏期間で、治療を怠ることで重症化する可能性があります。
point.症状が無い方や、症状が治まった方は、念のため性病検査を受けておきましょう。性病を放置することで、パートナーとのピンポン感染により重症化する危険性があります。最悪の場合、男女とも不妊症の原因や将来的に母子感染のリスクが伴います。
症状が無い方の性病検査は、病院へ行かずに性病の郵送検査が可能な、性病検査キットがおすすめです。