セックス、つまりペニスを膣に挿入する性行為は、性病に感染するリスクが非常に高いと言えます。ソープなどの風俗店では、膣性交、いわゆる本番行為があるため、感染リスクがかなり高く危険です。また、ヘルスなど通常は本番行為は行わないお店でも、女性との交渉で本番行為に至ることもあるため、性病に感染するリスクは知っておくべきです。
しかし、コンドームを着用したかどうかによっても感染リスクや感染しやすい性病も異なります。
今回は、風俗店で本番行為をした男性や、風俗店で勤務する女性向けに、コンドームありセックスの感染リスクと、コンドームなしのときの感染リスク、セックス(膣性交)で感染しやすい性病の種類などを分かりやすく解説したいと思います。
point.風俗店での本番行為での性病感染リスクについて解説しますが、通常のパートナーとのセックス(膣性交)でも感染リスクがあります。
- 『パートナーの浮気が発覚』
- 『最近パートナーがかわった』
- 『不特定多数のセックスパートナーがいる』
という方も、ぜひ最後までご覧ください。
コンドームありセックスによる性病感染リスク
コンドームありセックスでも性病感染リスクはある
コンドームを正しく着用することで、多くの性病の感染経路である【血液感染】と【粘膜感染】は防ぐ事が出来ます。しかし、コンドームを利用したとしても、全ての性病の感染を防げるわけではありません。
それは、【接触感染】といって、性器周辺のブツブツや炎症などの症状との接触によって感染する可能性があるからです。男性のペニスとの接触や、精液との接触が無くても感染する性病もあるためコンドームをしていたとしても注意が必要です。
また、セックス(膣性交・本番)を行わなくても、フェラやクンニなどのオーラルセックスによって感染する性病もあることを知っておきましょう。
コンドームありの場合で感染しやすい性病の種類
コンドームを正しく着用していても、性病に感染するリスクがあります。それぞれ、男性から女性に感染、女性から男性へ感染します。
point.上記の性病は、性器周りに症状が出ることが多く、たとえコンドームをしていても、性器周りや肛門周辺などの患部との接触によって感染する可能性があります。
point.フェラやクンニ、シックスナインなどのオーラルセックスが一般的となっている現代は、性器からのど、のどから性器に感染するケースが増えてきています。
正しいコンドームの使用方法
コンドームを着用することで性病の感染リスクを軽減することができます。しかし、コンドームを間違った使い方をしまったり、途中で破れてしまうと意味がありません。まずは正しい使用方法を確認しましょう。
- コンドームの袋を開封する際は中身が傷つかないよう丁寧にあける
- 爪やマニュキュアなどで引っ掛けないように気を付ける
- コンドームの先端の空気をしっかり抜いて根元までしっかり装着する
- フェラも含め、性行為の最初から最後まで着用する
- オーラルセックスで利用したコンドームは膣挿入時に新しいものに変える
- 射精後はコンドームの根元を抑えてすぐに膣から抜く
- 再利用しない
- 国産の品質の高いコンドームを利用する
point.コンドームを着用していても、途中で敗れてしまったという事故が多発しています。その主な原因に、装着時に爪やマニュキュアで傷つけてしまうことがあるため、コンドームは丁寧に扱いましょう。
コンドームなしセックスによる性病感染リスク
性病感染の観点から、コンドームが推奨されていることでわかるように、コンドームなしのセックス、すなわちノースキンセックスは、性病の感染リスクが非常に高まります。
コンドームなしセックス(ナマ)での性病感染リスク
上記でもありましたが、性病の感染経路としては、血液感染、粘膜感染、接触感染などがあり、コンドーム未使用でのセックス、いわゆる『ナマ』のセックスは、ほぼすべての感染リスクが伴います。
特に、風俗店の女性は不特定多数のお客さんに対応しているため、その分感染機会が多く、どうしても性病に感染するリスクが高まります。その風俗店の女性とのコンドームなし(ナマ)のセックスは、非常に感染リスクが高いといえます。
point.優良な風俗店は、定期的に性病検査を行っていますし、ほとんどの女性も性病リスクを警戒しながら働いています。しかし、性病検査は多くても月に1回程度で、いつの間にか感染して、知らないうちに相手(お客)に感染させてしまうリスクはやはり高いと言わざるを得ません。
コンドームなしセックスで感染しやすい性病の種類
point.上記のように、血液を介して感染する性病があります。特に激しいプレイや無理な体制でのセックスは、性器が傷つきやすく出血する可能性があるため危険です。
また、生理中や生理前後での性行為や、出血を伴いやすいアナルセックスでも血液感染する可能性があります。
point.膣内やペニスの亀頭など粘膜の接触によって感染する性病は非常に多く、特にクラミジアや淋病は1回の性交で感染する確率は30%~50%と言われ、とても感染力が強く、風俗での感染も多く見られます。また、膣分泌液や精液にも病原菌やウイルスが含まれます。
point.上記でも解説しましたが、コンドームを正しく着けていたとしても、性器周辺のデキモノや症状が出ている患部の接触によって感染するリスクが高い性病です。コンドーム未使用による性行為は、さらに感染リスクが高まります。
性病の主な症状と潜伏期間について
風俗店での本番行為や、不特定多数との性行為を行ってから、性器や性器周辺の異常を感じたら、もしかしたら性病に感染している可能性があります。
感染してから症状が発症するまでの期間は、一般的には1週間~8週間程度が多いですが、早いもので1日後、遅いものでは数か月から数年かかるものまで。また、個人差もあり症状を全く感じない方も多く、知らないうちにパートナーに移してしまう可能性もあります。
性病の症状は、その性病によって異なりますが、以下のような症状があった場合は性病を疑いましょう。
- 尿道の痛みやかゆみ
- 陰部の赤い腫れ
- 排尿痛
- 陰部の灼熱感
- 尿道から膿(うみ)がでる
- ペニスの皮が剥がれる
- 赤いブツブツや水ぶくれ、乳頭状のイボ
- 大豆くらいのしこり
- 陰毛や体毛のかゆみ
- 排尿痛や性交痛
- 陰部の赤い腫れ
- 陰部の痛みやかゆみ
- おりものの増加
- おりもののニオイや色の変化
- 不正出血
- 赤いぶつぶつや水ぶくれ、乳頭状のイボ
- 大豆くらいのしこり
- 陰毛や体毛のかゆみ
性病の検査方法について
男女問わず、自身の性気に違和感がある場合は、性病の検査を必ず行いましょう。性病は自然治癒しない病気なため、重症化する前に治療が必要なのです。
特に、『勢いでソープで本番行為を行ってしまった』『新しい彼と交際してから調子が悪い』『セックスパートナーが複数いる』といった方は、感染しているリスクが非常に高いと言えます。
症状がある場合は病院へ
性病の症状がある場合は、治療が必要です。すぐにでも病院へ行きましょう。
性病は、それぞれの種類に合った治療方法があり、治療薬も異なります。そのため、検査を行い、性病の種類を特定することが大切です。自身で市販の治療薬などは使用せずに医師の指示に従いましょう。
症状が無い場合は性病検査キットがおすすめ
症状がない、または症状が軽いためこれが性病かどうか確かめたい、という方は、郵送検査が可能な性病検査キットがおすすめです。
郵送検査では、自宅で自分で性器や性器周りの分泌物を採取し、それを専用容器に入れポストに投函します。そのため、誰にもバレずに性病検査が可能で、さらに比較的お財布に優しいです。『病院での検査に抵抗がある方』『異性の医師や看護婦に抵抗がある方』に特におすすめです。
point.性病検査キットの検査精度は高く、病院と同等といえます。病院に抵抗があり、なかなか検査に踏み切れない方は、郵送検査を検討してみてはいかがでしょうか。