トリコモナス症の治療薬にはフラジールやチニダゾールが挙げられます。当サイトでトリコモナス症の治療薬で紹介しますファンジン(有効成分チニダゾール)は、チニダゾールのジェネリック医薬品です。
トリコモナスは、『膣トリコモナス原虫』という微生物が原因の性感染症(STD)で、放置しておくと重症化する危険性があるため、しっかり完治するまで治療することが大切です。
今回は、トリコモナス症の治療薬ファンジンの効果や購入方法、服用方法について解説します。
トリコモナス症の治療方法について
トリコモナスを含む性感染症に感染したら必ず治療が必要です。それは、性病は自然治癒しない病気だからです。まずは膣トリコモナス症の治療方法について説明します。
トリコモナスはどうやって治療するの?
トリコモナスの治療は、治療薬の経口投与、つまり抗原中作用がある錠剤を決められた期間(一般的には約10日)服用を続けます。
女性に関してですが、妊婦の方は経口投与が推奨されていないため、膣剤を使用します。また、症状が酷い場合は医師の判断で経口投与と膣剤の併用もあります。
point. 一般的には有効成分メトロニダゾールであるフラジールや、チニダゾールなどが使用されます。正しく服用することでトリコモナスはほぼ完治しますが、念のため治療後の陰性判定を確認しましょう。
トリコモナスの治療にはは経口治療薬が良いの?
結論からいいますと錠剤を服用する経口治療薬が推奨されています。
膣トリコモナス原虫は前立腺などにもいるため、男性の治療には経口剤の使用が不可欠です。女性でも尿路への感染の可能性があるため、経口剤の使用が必須です。(※妊婦を除く)
point. トリコモナス症の治療には、一般的には飲み薬である経口治療薬を服用しますが、症状や妊娠の有無によっては膣剤を使用するケースがあります。
トリコモナスの通販で購入できる治療薬
トリコモナスの治療薬は、トリコモナス症の第一選択薬である有効成分『チニダゾール』が推奨されています。
おすすめ度 | |
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効能 | 感染症の原因である原虫が増殖するのに必要なDNA二重鎖を切断することで殺菌作用が期待できます。トリコモナス原虫だけでなく他の嫌気性菌に対しても、抗菌作用を示すことが分かっています。 |
有効成分 | チニダゾール (Tinidazole) 500mg |
用法 |
4錠(2,000mg分)を1回服用します。服用後の検査でトリコモナス原虫が発見されなければ治療終了です。まだ原虫が残っている場合は、最初の服用から1週間以上の間隔を空けて再度服用します。そのため、トリコモナスの再検査は必ず行いましょう。 |
内容量 | 100錠/箱 |
価格 | 5,428円/1箱 |
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メトロジールは、有効成分メトロニダゾールが含まれた抗原虫、抗菌薬です。
原虫によって引き起こされる膣トリコモナス症に対して治療効果を発揮します。また、メトロジールは人間の病気だけでなく、犬、猫の寄生虫感染の治療にも用いられることがあります。
国内のトリコモナス治療でよく処方されるブラジールの成分と同等です。
おすすめ度 | |
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効能 | 有効成分メトロニダゾールが含まれた抗原虫、抗菌薬です。原虫によって引き起こされる膣トリコモナス症や赤痢アメーバ、嫌気性細菌による感染症やピロリ菌の除菌などを様々な疾患に対して治療効果を発揮します。 |
有効成分 | メトロニダゾール (Metronidazole) 400mg |
用法 | メトロニダゾールとして、1回250mgを1日2回、10日間経口投与。 |
内容量 | 90錠/箱 |
価格 | 3,115円/1箱 |
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トリコモナスの治療薬フラジールやチニダゾール・ファンジンについて
ではトリコモナスの治療に使われる治療薬・抗生物質であるフラジールやチニダゾールについて詳しく解説します。
メトロニダゾール・フラジール・ファシジンの違いとは?
メトロニダゾールとは、フラジールに配合されている有効成分の名称です。フラジールは富士製薬が製造しているトリコモナスの治療薬で、よく薬の名称に『F』と付いているのは富士製薬が製造しているという印です。
トリコモナスの治療薬としてはチニダゾールという薬もあり、ファシジンはチニダゾールのジェネリック医薬品で世界的に有名なファイザー社が製造元です。
販売名 | 説明 |
---|---|
フラジール |
製薬メーカー:富士製薬工業 有効成分:メトロニダゾール250mg |
チニダゾール |
製薬メーカー:富士製薬工業 有効成分:チニダゾール200㎎/500㎎ |
ファシジン |
製薬メーカー:ファイザー社 有効成分:チニダゾール 500mg |
ファンジン(チニダゾール錠)は抗トリコモナス剤で、原虫を殺虫し、死滅させることができるため、昔からトリコモナス症の第一選択薬とされてきており、内服薬以外にも膣内に直接作用させる膣剤があります。
ファンジン(チニダゾール錠)の次に、メトロニダゾールを主成分とするフラジールが使用されることがあります。フラジールは吸収が良く内服薬として使用する場合、ほとんどが腸で吸収され、静脈注射とほぼ同様の効果が期待できるという特徴があります。
point. ファンジンはチニダゾールのジェネリック医薬品のため、配合されている成分や効果は同じです。チニダゾールとフラジールは、主成分が異なるためチニダゾール錠が効いてフラジールが効かない人もいますし、その逆もあり得ます。第二選択として必要な時に使用すると良いでしょう。
ファシジンとメトロジールの飲み方
4錠(2,000mg分)を1回服用します。1回の服用でほぼ治療できるため、こちらの服用方法がおすすめです。投薬終了後、腟トリコモナスを検出した場合は、投薬終了時より少なくとも1週間ぐらいの間隔を置いて再度服用して下さい
メトロニダゾールとして、1回250mgを1日2回、10日間経口投与してください。1錠400㎎のため、ピルカッターやスプーンなどで量の調整が必要です。
ファシジンやメトロジールの副作用
ファシジンやメトロジールを服用することで副作用が出る場合があります。主な副作用は以下の通りです。
- 発疹
- 胃部不快感
- 食欲不振
- 悪心
- 嘔吐
- 腹痛
- 下痢
- 白血球減少
- 頭痛
- 口渇
- 倦怠感
- 尿の着色など
上記のような副作用が出た場合、もしくは体調変化を感じた場合は、専門の医療機関を受診するなど、医師に相談してください。
ファシジンの使用禁忌
- ファシジンの成分に対し過敏症の既往歴のある方
- 血液疾患のある方
- 脳または脊髄に器質的疾患のある方
- 妊婦(3ヵ月以内)又は妊娠している可能性のある方
※ファシジンは、胎盤関門を通過して胎児へ移行することが知られており、妊娠中の投与に関する安全性は確立していません。妊娠後4か月を超える場合でも、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与が可能です。必ず医師の指示に基づき服用するようにしてください。
メトロジール使用禁忌
- メトロニダゾールに対し過敏症の既往歴のある方
- 脳器質的疾患、脊髄器質的疾患のある方(中枢神経障害が現れることがあるため)
- 妊娠3カ月以内の方
※メトロジールも妊娠中の投与に関する安全性の確率はされていません。妊婦の方は、必ず医師の指示にしたがって服用するようにしましょう。
トリコモナス治療後は必ず再検査を
膣トリコモナス症で気をつけなくてはいけないのが『再発』です。ファシジンやメトロジールを服用することでほぼ完治しますが、再検査を受けずに「もう治った」と薬の服用をやめると、万が一菌が残っていた場合は再び繁殖してしまいます。
また、パートナーが完治していないと、カップルで感染を繰り返す『ピンポン感染』をとなってしまう可能性があるため、ペアで治療を行うことはもちろん、パートナーの治療が終わったことも確認が必要です。
膣トリコモナス症は『膣トリコモナス原虫』という微生物が原因で、性器などに感染して炎症をおこす性感染症です。
以下を参考に検査や治療を感知するまで行いましょう。