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性病の薬・抗生物質特集

梅毒の治療薬サワシリンとは?梅毒に使用される抗生物質について

梅毒は近年日本でも感染が急増している性病の1つで、かつては不治の病と恐れられていました。梅毒の治療薬であるペニシリンが開発されてからは『治る病気』となり、今では治療法も確立されています。

しかし梅毒は、病院で経過を見つつ、長期にわたって治療しなければならない性感染症です。今回は、梅毒に使用される治療薬・抗生物質の詳細と服用する際の注意点を解説したいと思います。

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梅毒の治療はしっかり時間をかける

梅毒は、短い期間だけ薬を服用すれば治るといった病気ではありません。医師による経過観察を行いつつ、ある程度長い治療期間を経て完治に向かう病気です。また、梅毒の症状の進行具合は『病期』で分かれており、その病期や症状の具合によって薬の投与期間も異なります。

それぞれの病期に対応する治療薬の投与期間の目安は以下を参考にしてください。

経過期間 治療薬の服用期間の目安
第1期梅毒 2〜4週間
第2期梅毒 4〜8週間
第3期梅毒 8〜12週間
治療が必要な無症状の梅毒で感染時期が不明なもの 8〜12週間
治療終了後 再検査や定期検査で完治したか確認

上記の表のように、梅毒に感染してから治療までが早ければ早いほど治療期間が短く済みます。そのため、梅毒は早期発見と早めの治療開始が大切です。また、神経梅毒・先天梅毒の場合は10日~14日の点滴注射を行います。

point. 梅毒に感染することで、第1期(3週~3ヶ月)の主な症状は、感染部位(陰部、口唇部、口腔内)に大豆くらいの大きさの硬いしこりができ、痛みはありませんがだんだんと表面が崩れて潰瘍になること、また、太ももの付け根のリンパ節も腫れてくるケースもあります。(※症状には個人差があります)

しかし、これらの症状は2~3週間程度でおさまり『一旦治った』と勘違いしがちですが、第2期までの潜伏期間となり、症状がなくても体内で梅毒は増殖は続くため、症状がなくても検査をするように心掛けましょう。

梅毒の治療薬・抗生物質について

梅毒に使用される治療薬は、細菌が細胞壁を作るのを阻害して、除菌・殺菌をする効果があるペニシリン系の『アモキシシリン』という抗生物質が有効とされています。

サワシリンやアモキシシリンっていったい何??

梅毒の治療薬にもあるアモキシシリンとは、ペニシリン系抗生物質に属する抗生剤で有効成分の名称です。薬名として「サワシリン」や「アモキシシリン」という抗生剤があり、病気の原因となる細菌を殺す薬の成分で梅毒の第1選択薬とされています。

point. サワシリンは、有効成分アモキシシリンを主成分とする抗生物質のことです。「アモキシシリン」という薬名としても使用されます。

サワシリンを含むペニシリン系抗菌薬は梅毒によく効きます。また、ペニシリン系抗菌薬は梅毒の治療でよく用いられる要因の1つに、抗菌薬は体に必要な善玉菌などにも効いてしまうと、体内の常在菌を殺してしまうデメリットがありますが、ペニシリン系抗菌薬が有効な細菌はあまり多くないことも挙げられます。

point. サワシリンは、特に1~2期に効果を発揮することが分かっています。

サワシリン(アモキシシリン)の飲み方

梅毒の治療薬であるサワシリン(アモキシシリン)の服用方法は、一般的には1回1錠、1日500mg・3回服用、合計で1,500mg分になるように服用していきます。1回の服用で4~6時間程度、効果が持続します。

即効性は非常に高いアモキシシリンですが、その分効き目が切れるのも早く4時間程度の間隔を開け1日に3回に分けて服用します。また、同時に2回分服用してはいけない薬のため、一度に服用する量には十分注意をしましょう。

ペニシリンにアレルギーを持つ方の治療に際しては塩酸ミノサイクリンを用います。また妊婦の方にはアセチルスピラマイシンなどを用います。

point. 梅毒の症状や病期によって服用方法が異なる場合があります。医師の指示に従い用法を守って服用しましょう。

サワシリンのジェネリックは通販で購入できる?

サワシリンのジェネリック医薬品である『サワシリンジェネリック500mg』が通販で購入可能です。ジェネリック医薬品とは、厚生労働省の認可を得て製造販売される先発薬(この場合サワシリン)と同じ有効成分を含む医薬品のことです。

サワシリン
サワシリンのジェネリック医薬品。サワシリン同様、サワシリンジェネリックの有効成分であるアモキシシリンは、ペニシリン系の抗生物質に分類されます。アモキシシリンは、細菌の細胞壁の合成を阻害することで細菌の増殖を抑制し、細菌感染症による症状を改善するため、クラミジアや淋病などにも使用されます。
 
サワシリンジェネリックは、特に1~2期に効果を発揮することが分かっており、日本性感染症学会では、1日3回、1回500mgを服用するように定められています。
 
総合評価
効能 抗菌薬
有効成分 アモキシシリン(Amoxicillin) 500mg
用法 1回500㎎を1錠、1日3回
内容量 90カプセル/1箱
価格 7,549円

※口コミは公式ページで確認できます。

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用法用量を守り服用してください。また、妊娠している場合やアレルギー体質の方は、医師に相談しましょう。

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サワシリン(アモキシシリン)の注意点

サワシリン(アモキシシリン)の副作用

サワシリン(アモキシシリン)は副作用が少ない抗生物質なので、安心して服用することができます。ほとんどの人は副作用がありませんが、主な副作用はこちらです。

主な副作用

  • 発熱や頭痛
  • 悪寒
  • 筋肉痛
  • 薬疹
  • 吐き気や嘔吐

サワシリン(アモキシシリン)を使用して呼吸困難やけいれんなどの重篤なアレルギー反応を起こしたことがある方、伝染性単核症の方はアモキシシリンを使用できませんので違う種類の治療薬を検討する必要があります。

また、アモキシシリンやペニシリン系抗生物質を使用してじん麻疹などの過敏反応を起こしたことがある方は、医師の指示があるなど特別な場合を除き使用できません。

point. これらの症状は比較的表れやすい症状ですが、服用を止めるべき副作用ではありません。副作用は服用後~1週間ほどで出やすいとされていますが、基本的には症状がでても、治療は続けるようにしましょう。もしどうしてもつらい場合は、医師に相談し別の内服薬などを検討してみましょう。

妊娠・授乳中の使用

妊娠中や妊娠している可能性がある方は、胎児の発育に影響を及ぼす可能性があるため基本的には使用できません。ただし、妊娠中の梅毒治療のために、胎児に影響が少ない時期でペニシリン系の医薬品を使用するケースもあります。医師の指示に従って服用しましょう。

また、授乳中の方がサワシリン(アモキシシリン)を使用する場合は、薬が効いているとされる間の授乳は避ける必要があります。

小児への使用

生後4週以後~15歳未満の子どもについては、特に注意点はありません。医師の指示に従って用量・用法を厳守して服用してください。

梅毒の治療薬まとめ

梅毒の治療薬には有効成分アモキシシリンが含まれるペニシリン系の抗生剤が使用されます。「サワシリン」はその代表的な抗生剤です。

梅毒の治療は、病期によって治療薬の服用期間などが異なり、さらに完治するまでに時間がとてもかかるため、検査での早期発見が大切です。

また、一旦症状が治まっても、治ったわけではなく第1期から第2期の移行期間のケースがあるため、放っておかずにしっかり完治するまで治療を行うことが重要です。

梅毒は、『梅毒トレポネーマ』という病原菌が原因で発症する性感染症(STD)です。

参考:梅毒の症状や感染経路、検査方法について≫

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